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先輩医師の紹介

障害別:精神・発達障害

花

名前
所属民間クリニック
診療科精神科
障害の内容統合失調症
障害の発生時期医学部入学以前

これまでの経緯

高校生の時に発症しました。塾で同級生たちと一緒にいると悪口が聞こえるなど、受験勉強は苦労しました。大学入学後も、視線恐怖で黒板を見上げられないなど、症状の形を変えて苦労は続きました。研修医時代は抑うつのために患者さんに興味が持てなくなる、起き上がれなくなるなどの症状が出ました。工夫したこととしては、自分に合った働き方を模索したことでした。自分のキャパシティや特徴を理解するのに時間がかかり、自分に合った働きができるまでには10年以上かかりましたが、少しずつ仕事を休むことも減ってきました。

医師として働く上での工夫や配慮

今は、週に3日だけ働くようにしています。休みの日はよく寝ています。また、起きるのが苦手なため、職場の配慮で外来は午前の遅い時間から始めさせてもらっています。

医師を目指す方や医師を続けることに不安を感じている方へのメッセージ

今、何か障害があって苦労されていることが、ハンデになる時もあるけれど、人間的魅力を高めたり、医師としてすでに病気を経験していることは患者さんの心情を理解する上で大きな強みになったりもします。医師であろうとすることは、負荷のかかる生き方ですが、自分に合った働き方が見つかれば、続けていけるものと感じています。また、医師になられてから精神疾患を経験されている方は、人間の弱さに寄り添う力が強まっていることと思います。無理ができなくなるなど、苦労する点は多いですが、弱さに寄り添う医師が増えることは、患者さんにとって嬉しいことだと思います。ともに、患者さんの幸せを思っていければと思います。応援しています。

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