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先輩医師の紹介

障害別:聴覚・言語障害

耳鼻科次郎

名前   耳鼻科次郎
所属   大学病院・市中病院
診療科    耳鼻咽喉科・頭頸部外科
障害の内容   先天性両耳感音難聴
障害の発生時期    医学部入学以前

これまでの経緯

生後半年より両耳補聴器装用し、5歳までは障害者支援施設に通園した。小中高大と普通学級に進学した。医師になってから人工内耳手術を受けた。
<勉強法・学習配慮>
・授業は予習復習を重要視
・席は前から二番目に配置してもらう
・小学校は机、椅子の足にテニスボールを嵌めて雑音軽減
・英語はリスニング免除

医師として働く上での工夫や配慮

・就職前に職場スタッフに自身の障害について伝える。
・電話や診察等で相手の発言が聞き取りにくい時は他職種の方に代わりに聞いて頂き要約筆記をして頂く。
・挨拶は自ら進んで行う

医師を目指す方や医師を続けることに不安を感じている方へのメッセージ

・受験勉強は聴覚障害の有無に関わらず、本気で医師を目指して取り組むかどうかが合否を大きく左右します。
・世の中は持ちつ持たれつで成り立っています。『障害』というのは自分で完全に克服できないからこそ『障害』なのです。他者の助けを借りつつ、自分の力を発揮できる分野で社会に貢献しましょう。

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耳鼻科太郎

名前耳鼻科太郎
所属大学病院、市中病院
診療科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
障害の内容先天性難聴(補聴器装用)
障害の発生時期医学部入学以前

これまでの経緯

医師になる前は英語リスニングを免除してもらった。講義中は席を前にしてもらうといった配慮を頂いた。
大学で論文発表質疑応答時に要約筆記していただいた。

医師として働く上での工夫や配慮

障害の程度などを理解していただくことが必要。自分でどこまでできて、これができないなどを知ってもらう。
対応できる範囲で補助システムを使用する。採用側が支援システムを購入していただけるかも話し合う。

医師を目指す方や医師を続けることに不安を感じている方へのメッセージ

これまでは勉強をすることが中心でありましたが、社会になればいろいろな人と触れ合うことになり、さぞ神経を誰よりも使います。
完璧に成し遂げるのではなく、迷惑をかけるところはかけると割り切った方がよいと思います…(「詳細情報を見る」へ)

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