Doctor's Network

"夢をつなぐ" Doctor's Network

合理的配慮・工夫事例

場面別:すべて

困りごと:視覚障害のため、診察時の書類の確認などの事務処理が難しい。

配慮・工夫事例:

診察室に医療事務の資格を持つスタッフが一人控えていて、処方箋の打ち込み、カルテの処理、書類やデータの読み上げなどのサポートをしてくれる。

困りごと:視覚障害のため、通常の方法では卒業試験が受けられない。

配慮・工夫事例:

卒業試験は対面朗読で読み上げ、レコーダーに録音してそれを聞き直して口頭回答するという方法で全部受けさせてもらった。

困りごと:視覚障害のため、臨床実習の際の手技などを見ることができない。

配慮・工夫事例:

講師が口頭で説明してくれたり、同じチームの学生が後で教えてくれたりした。

困りごと:視覚障害のため、臨床実習の際にCT等の画像を見ることができない。

配慮・工夫事例:

画像上でどういう所見があるか講師ができるだけ口頭で説明してくれた。

困りごと:最新の医療情報、特に医薬品については年々更新される情報を毎年チェックする必要があるが、視覚に障害があるため、必要な情報に効率よくアクセスするのが難しい。

配慮・工夫事例:

DVD版の医学書籍を購入し、自分が普段使う情報、特に医薬品の情報などはPCのメモ帳に貼り付け、いつでも調べやすいようにしている。

困りごと:上下階への移動は、スタッフは階段を利用することとされているが、杖をついて歩行しているので、階段の上り下りは大変。

配慮・工夫事例:

エレベータの利用を認めてもらっている。

困りごと:難聴のため、診察の際に患者さんの話す内容が十分に聞き取れないことがある。

配慮・工夫事例:

診察に同席している外来の看護師が、聞き取れなかった内容を説明してくれる。

困りごと:普段は車椅子を利用しているため、解剖の実習など立ち作業が必要なものだと、体力的にできない作業がある。

配慮・工夫事例:

普通は4人で班を作るところを5人の班にしてもらい、自分はできる範囲のことをして、できない作業は見学させてもらった。

困りごと:車椅子を利用していて自家用車で通学しているが、駐車場が建物から離れていて、雨の日には濡れてしまう。

配慮・工夫事例:

建物の隣の患者さん用の駐車場を使わせてもらい、雨の日も教室まで濡れずに行ける動線を確保してもらえた。